自宅で理容院を営んでいて、戦前から営んでいて作りが古く最新の道具も少ない。
近年は、近隣の人たちだけ散髪していたのだろう。
現在は床屋の仕事をしていたのだろうか?
母親が病で倒れてからは、店の乱雑さが目立つ・・
お店の奥に自宅があり、遺体は四畳半に安置してありテレビとタンスが置いてあり、遺体と数人しか入れない。
家に出入りするドアからは棺が入らない。引き戸が締め切ってあり無理やりこじ開けました。
棺を置く場所もなく、棺はお店の中に置いて、とにかく仏衣に着せ替えます。
部屋には、遺体と私、子どもが三人入り狭いながらも着せ替えをしました。
移動するスペースもなく片側からだけて、仏衣を着せました。
新方式の納棺は、狭いスペースでもこなせるのです。
遺体の向かいすぐに遺族の膝があり、ものものしく威圧感がありました。あまりにも近い・・
これだけ近かったら何をやっているかも、すべて分かる・・
遺族の鼓動が聞こえてくるようだ。
理容院のご主人に顔そりを依頼したら、「お願いします」と言われプロの前で披露・・
着せ替えが終わってから、顔を整え、薄化粧を行いました。
一度遺体を移動して、横に棺を置かせてもらい、男性四人で柩に納めさせてもらいました。
式章をかけ、柩の中には、お経の本を入れて後は、納棺花で綺麗に飾ってもらいました。
狭いところで行ったので、大変さが伝わったのだろうか、丁寧にお礼をされました。


