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交通事故

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県道の横断歩道で午前1時頃、男性が軽乗用車にはねられ、病院に運ばれましたが脳挫傷などで約7時間に死亡しました。
頭部には包帯が巻かれ、ひどい傷跡が残され、顔面は数ヶ所傷跡が瘡蓋状態になって茶色く変色していました。
61歳でまだ若く、元気な身体で体重も80キロはあったろうか、大変大きな身体で着せ替えるには少し力が入ったかな?
顔全体が、赤く染まっていてリキッドファンデーションで薄くぼかし、傷のひどいところは、リカバリファンデーションで仕上げました。
3箇所ほど、キズ判が張ってあり、少しはがしてみると深く傷が残っていたのでそのままの状態でとどめおきました。
亡くなって時間があまり経過していないのですが、お腹がはって腐敗がかなり進行していて、納棺中も口から体液がドドーッと流れ、すぐ口鼻に青梅綿を詰めて処置をしていたが、舌をかんでなかなか中に入っていかない。
仕方なく、割り箸で押し込もうとしたが、内緒だが歯が2本ほど折れてしまった。その隙間を利用して青梅綿をなんとか詰めることができた。
体格の良い男性なので、6人がかりで柩納めさせていただきました。
柩の中には、思い出の写真や愛読書そしてお気に入りの背広を入れて蓋をさせていただきました。
奥さんや息子さんからは、大粒の涙が流れていました。

74歳 女性
葬儀社の担当者が言うには、
「すごい大きい女性なので納棺は大変だと思うよ」
今まで、葬儀社がオーバーな表現をしてくいることが良くあります。
心して、当家に赴いてもほとんどが思ったほどひどい遺体はありません。
実際、大きな身体をしてましたが、やっぱり女性。
女性で大きい方は、お腹に腹水が溜まってお腹がパンパンか、首まわりがベターと横に広がっているかどちらかが多いようです。
今回は、後者で襟元がうまく収まりきらない・・アゴと胸元がくっ付いて印象が悪い・・
綿花で襟足を決めて、少しは良くなったかな?
あとは、納棺花でごまかそう・・・
女化粧を綺麗に仕上げたので、当家からは「綺麗になったね」と喜んでいただきました。
手足がすごく膨らんでいて、特に腕が組めない。
横に大きい女性なので柩もめいっぱい・・
腕をヒッパリながらも、お腹の下の方で腕を組んで納めさせてもらいました。
棺巻きをしてから、七条袈裟をかけて納棺は終了。

当家に着いたときは晴れていたのに、出棺のいきなりカミナリがなり出棺時は大雨・・
式場まで横殴りの大雨となってしました。
これから、こんな吹雪の日が多くなるんだろうな。。

今回、「受け答えがはっきりしない奥さんがいて、要注意のお客様なので慎重に対応してください」
狭い家で、6帖間が二部屋あり仏間に遺体が安置してありました。
親族の多く30人はいたでしょうか?
前回、頭の方に親族が見学していて、肌が少し見えると指摘があったため、今回は通常行なっている納棺をしました。
着せ替えは、やはりこの方が慣れていてスムーズ行なうことができ、自分でも安心して仕事ができました。
そんな中、いきなり顔を整えていると、「故人の入れ歯を入れてもらえないでしょうか?」と質問されコップの中にに入った入れ歯を持ってこられました。
「なんとかやってみましょう」と答え。
口が収縮していて、少しづつ広げて上の入れ歯を入れるのに成功しましたが、下の入れ歯が総入れ歯ではなく部分入れ歯でなかなか思ったように入りません。
奥歯がひっかかり、悪戦苦闘・・・
もう少し、口を開きいきなり、カチっと入りました。
苦戦をしながら、親族の見ている前でガチャガチャするのは、あまり良い光景ではありませんが、入れ歯が入ったところで遺族は大変満足されていました。
入れ歯を入れると顔が整い生前より綺麗な顔になったと、親族の方も満足気でした。
入れ歯を入れるとどうしても、口が開いてしまうので、タオルを数枚頂き、柩の中で口が開かないように固定させていただきました。
かなりの満足感が得られた様子でした。

ようやく、新方式の納棺の手順が完成した感じ!!
およそ、二ヶ月間に渡りいろいろ試行錯誤しながらここまでたどりつきました。
今回、大勢の親族の前で行うことができました。(四十人位)
大きな古い家で地元の名主で、本家筋にあたる当主が亡くなりました。
大勢の中には、やはり映画「おくりびと」をみている方もあり、後方から
「映画の納棺だ!!」
視線が集中しているのが、すごく感じられた。
掛け布団をめくる時や浴衣を引き抜くときは、感心しておられます。

単に、着せ替えの技術だけではなく前後のしぐさががプロの技の見せ所なんです。
大勢の人に見てもらって価値が生まれます。
「見せる納棺」を指針して、故人への思いやりを大切にする。
まだ、改良の余地があるだろう。
男性と女性とでは、髭剃りや化粧もさまざま、若い方もあれば高年齢の方もいる。
状態の悪い遺体もあれば綺麗な遺体もある、それぞれの違いを把握しながらより一層の励みが必要かと思います。
「布団の中で隠して着せ替えを行なう納棺」から「着せ替えの仕方を見せる納棺」への変換は、お客様はどちらを選ぶかは、これからの仕事ぶりにかかるだろう。

八十歳、男性
親族が約20人ほどでしょうか、言葉少なく納棺を待っておられました。
体重もかなり重くがっしりた体格でしたが、いざ掛け布団をはぐると何か足の方が薄い。
なんと、両足が膝から下が無いではありませんか・・
故人は糖尿病で、1ヶ月前に腐って切断したようです。
まだ、足には包帯が巻いてあり生々しい感覚がおそいました。
特に、足のことも聞かず納棺をおこないました。
足袋はもちろん履けません。
そっと、柩の中に納めさせていただきました。
後から、葬儀社に聞くと
「少し前まで歩いているのを見ていたよ」
なんだよ、知っているんなら言ってよ・・・
何も知らされず、行なう仕事は怖い・・・
遺族もやはり、何も言ってくれないのは仕方ないかも。

八十歳でひとり暮らしのおばぁちゃんが亡くなりました。
若いときは、スナックのママを営んでいて、かなりイケイケの女性。
葬儀は密葬で行うこと。
納棺には、親戚と友達の六人だけで寂しい感じがしました。
突然、仲間の一人が私の納棺を見学させてほしいと申し出てきた。
近くに、同業者がいるといささか緊張感をもちながら、納棺をさせていただきました。
浄土真宗なのに、お勤めと同時にだったのでお寺様も同席。
言葉少なく、新方式で着せ替え・化粧・納棺・・・
安置してある部屋も狭く、親族に向って納棺ができない。
遺族が頭の方から、見学・・(これは最悪なんです、隙間から肩が見えてしまう)
出来るだけ肌を見せないように行なったが、同業者からは背中まで見えたようだ。
同業者からの言葉では、丁寧だがプロ意識が強すぎるのでないだろうか、少し冷たく感じたようだ。
私の納棺は、プロ意識を深めすぐに出来るものではないような技を身につけることが、第一の目標です。
今までつちかってきた納棺からひと皮抜けたプロの納棺師。
着せ替えの技術だけではなく、もう一つ上の技術。化粧・顔の復元・髭剃りの上達が必勝でしょう。
今回では、眉毛のない女性だったので眉を書いてみた・・
眉の書き方で顔の印象がずいぶん違ってくるので、薄いブラウンで細く書いてみた・・
思った以上に、遺族には喜んでいただいたのでこちらも頑張ったかいがあった。

不幸は突然やって来るものです。
午前11時の納棺の仕事が入ってきました。
経過を伺ってみると、おばあちゃんが高齢で入院中でしたが、突然亡くなっていまいました。
かねてより、孫が11月2日に結婚式の予定でした、10月30日おばあちゃんが亡くなり先方の了解の上予定通り結婚式を行なうことになりました。
その孫が喪主を勤めることです。
葬儀は、11月15日に本葬。
今回は密葬にて納棺後、お寺様にお勤めをして頂いてから、出棺・家葬が行なわれました。
納棺のとき、結婚式の打ち合わせのため喪主は不在。
近い親族、10人で納棺・・
家には、忌中の幕も張らず看板もない、本当に密葬だね。。
「後から、喪主が帰ってきましたら」と納棺花を少し残して置いてきました。
緊急なことでしたが、親族はにこやかな雰囲気。

新方式の納棺を行ない、葬儀社の担当者が今までにないやり方に動揺ぎみ。
今回で、新方式は5回目基本的な手順もほぼマスター今までの経験と新しいスタイルの調合・・
親族の身をのりだして見学をしていました。
柩の中には、お菓子・お金(千円)・洋服が入れられ、顔の回りにお花いっぱいに飾りました。
姉妹のかたより「綺麗にお化粧してもらって良かったね。」と・・
不安の中、ひと言が嬉しかったですよ。

警察署で久しぶりの遺体処理が入りました。
事故か自殺、状態が知らされていません。
とにかく、警察署に向かいました。
遺体は、大柄な男性がステンレスの台に遺体袋に包んでありました。
身体の損傷は、ほとんど無くようでしたが顔が黒く、硬直が解けているようでした。
警察官に死亡原因を尋ねると、「病死ですよ」
どうして病死なのに、警察に遺体があるの?
疑問が残ったまま、遺体を処置をして浴衣を着せて自宅へと輸送しました。
自宅には、土木系の男性がたくさんの故人を待っていました。
大勢の男性がストレッチャーで仏間に安置をされました。
遺体の腐敗が進んでいることを説明して、翌日すぐに納棺することを薦めました。
お腹に腹水が貯まっているようなので、ガスが出てくると顔面肥大なるので、あえて口や鼻をふさがないようにしました。
後日、納棺をしたときは、異常が見られなかったのですが、お昼が暑かったせいでしょうか?
口から血が出ているとの「なんとかしてほしい」と連絡がはいりました。
遺族に事情を説明して、「悪い状態になっているのでこれ以上のことはできませんの血がでたらふき取ってください」
遺族から、「柩の蓋を開いていいのか?遺体に触ってもいいのか?」
子供たちも初めての経験なので、どうしたらいいのかわからないようでした。
「できたら、綿を詰めないでください」と要望があったので、そのままに・・
「どうぞ、自由にお顔を綺麗にしてあげてください」
ご了承をいただいてその場は離れさせていただきました。
通夜・葬儀のときも目・鼻・口から血が出ていたようです。
あれから、苦情のような言葉はなかったようです。

90歳の女性を納棺させていただきました。
年齢のわりには、肌つやがよく綺麗なおばぁちゃんでした。
背中が少し湾曲していて、膝が立っていました。
30分前に自宅に到着してら準備をしていると
喪主から「身内にはあまり、ボキボキするのはやめてほしい!」
と要望され、事前に布団の中で腰と膝の間接を外してみましたが、なかなか腰が真っすぐならない!!
このままだと、柩に収まりきらないなで思い切って力いっぱい頑張ってみましたらかなり真っすぐになりました。
喪主だけだったので、親族が集まる前だったので苦情にはなりませんでした。
喪主が男性だったので、かなりさっぱりした性格の人で、満足しているようでした。
あとから、喪主の奥さんが来て「何かしたの?」
喪主に伺っていました。
「おばぁちゃん!痛くなかった・・・」と問いかけていました。
長い間、看病してこられた奥さんにはこらえきれないことだったのかもしれません。
薄いリキッドタイプのファンデーションで整え、綺麗になったおばぁちゃんを奥さんが見て、「綺麗になっておじぃちゃんの側に行かれたね。」
満足そうでした。
事前に身体を去勢していたので、柩にも収まり無事に仕事を終えることができました。

今回から、納棺の着せ替えパターンを変更。

以前から、お客様(親族)に対して、着せ替え途中に納棺師の背中を見せてしまうやり方に疑問を持っていたところでした。

布団の中で、身体を動かさないないように遺体の右側で始まり、途中で左側から着せ替えをしなくてはなりませんでした。

北海道の親戚の葬儀にお参りに行った時、私と同様の納棺師が来て納棺をしていました。

父親と二人で札幌市内の納棺をしているそうです。(すこし、ケインコスギに似てたかな?)

着せ替えの仕方がまるっきり違っていました。

右側から動かず・・仏衣を着せ替え、遺体の身体が見えないようにする。

かなり、研究したやり方でした。

詳しく書いても良いのですが、企業秘密だったらまずいので、詳細は書きません。

富山に帰ってきて、自分なり思考思索しながら実践で少しづつ試して約半年・・

今回は、80歳の男性。。

少し身体が大きいのでやや不安でしたが思い切って新着せ替えパターンに挑戦してみました。

今までの布団の中で納棺するときは、中でもぞもぞしているだけで、何をしているのかよくわからなかったので、ごまかしも許されたが新パターンはごまかしが効かない。同時にあざやかさが見物です。

スーと浴衣を脱がすポーズ、仏衣姿の綺麗さがものをいいます。

プロの仕事まで、到達できた感じです。

まだまだ、ぎこちない点は少しあるけれど、回数をこなせばスムーズになるであろう。

遺族からには、とても感謝されました。(*^^*)

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