おじぃちゃんが倒れたよ。
92歳のおばぁちゃんが亡くなりました。
大きい屋敷の床の間に遺体が安置してありました。
親戚も多く、子や孫そして曾孫と40人はどいただろうか。
喪主は、70代の長男。きりっとした男前・・
納棺のとき、どうぞ「出来るだけ、故人の近くで見守ってください」
奥の部屋からおじぃちゃん(故人の夫)が若い人たちにつながって床の間に連れてきました。
自宅療養中のおじぃちゃんに座ってもらうために、台所から椅子を用意されました。
座っていただいた場所は、故人の一番近くで故人の頭の左上に座っていただきました。
納棺を始めて、仏衣に着せ替えをしました。
布団をはぐると突然、頭の上で「ドターン」と鳴り響き、何が起きたかと振り向けば、おじぃちゃんが故人の頭の上の方で倒れているではないか。
長時間、椅子に座っていたので、具合が悪くなったのか、連れ合いの姿に動揺したのか定かではないが、意識を失うほどの倒れ方であった。
私は医者ではないので、どうしようもなく納棺を一時中断・・
親戚の若衆が、様子を伺いながら脳卒中の疑いもあるので、しばらく落ち着くまでそのままにしていました。
敷布団を用意して数人で布団を抱えるように、部屋まで運び込みました。
20分程度中断した後、故人を柩に納棺しました。
出棺したあと、おじぃちゃんの様子を伺ったが、以前として意識が戻らないので病院へ行くことになった。
あまり高齢の方や重病人には、「納棺の儀」は興奮させる要素があると想いしらされた。


