卒業・就職祝い
卒業祝いは入学祝いを兼ねて
学業のある段階を終える卒園、卒業は、本人にとっても喜ばしいことで、わが子の成長が無事ひと区切りついたという意味で、両親にとっても喜びはひとしおです。
現実問題として、卒園すれば小学校の入学を迎え、小・中学校の卒業はそれぞれ中学入学・高校進学へとつながります。また高校卒業も大学入学につながることが少なくありません。そこで、卒園・卒業祝いを入学祝いと兼ねることが広く行なわれるようになり、卒園・卒業祝いを単独ではとり立てて行なわなくなりました。
高校・大学卒業の場合、就職という新しい人生のステップを踏むことになるので、就職祝いという形で祝うことが広く行なわれるようになりました。
就職祝いは別として、卒園・卒業祝いは、新しい門出の入学祝いとして一緒に祝えばよいので、祝い方やお祝いの品々は、前に述べた入学祝いに準じればいいでしょう。
就職祝いの品々
就職祝いは、社会人として第一歩を踏み出すことを祝福することですから、社会人として必要な品を贈ります。
時期的には、卒業後、就職する前三月末までに贈ります。
贈る品も、相手の家族、本人との親しさ、立場によって、高価なものから身の回りの小物まで様々に変わってきます。
ごく一般的な付き合いの間柄でしたら、定期入れ、キーホルダー、財布、印鑑、名刺入れなど、比較的に安価なものを贈ればいいでしょう。
親しい間柄でしたら、男性であればスーツ生地、アタッシュケース、鞄、ワイシャツという高価なものからネクタイ、オーディオ機器、腕時計、電気カミソリ、そしてドライヤー、靴下などの装身具などがふさわしいでしょう。
女性でしたら、ブラウス、ハンドバック、アクセサリー類から、化粧品セット、スカーフ、香水などがいいでしょう。
これらの贈り物には、重複して困るものもありますので、本人の趣味の問題もありますので、本人に聞いておくことも必要でしょう。
希望を聞いた上で、予算に見合った現金、商品券を贈っても喜ばれます。
◇表書きは「御就職祝」
贈り物には、のしをつけ紅白蝶結びの水引をかけて、表書きは「御就職祝」または「祝御就職」とします。
お返しよりお礼の心を
お返しは、入園・入学祝いの場合と同様に原則としては必要ありません。手紙あるいは口頭でお礼する必要があります。本人が直接お礼を述べるのがエチケットです。礼状は本人が必ず出すようにします。
就職の際、特別にお世話になった人には、初めての給料でささやかな手土産を持ってお礼の挨拶に出向き、近況報告をすることもあります。
また親に対しては、これまでの感謝をこめて、初給料で父親にはネクタイかワイシャツ地などを、母親にはハンドバック、香水などを買って贈りたいものです。また家族の協力にも感謝する意味で、ケーキやクッキー、果物を買う心づかいがあるといいでしょう。
また、卒業、就職祝いをもらった相手の家族に卒業、就職する人が出たときのは、同程度のお祝いをするするように心がけします。
卒業式の服装
卒業する本人も、付き添いの親も、服装は入学式に準じて略式礼装でいいでしょう。
ことに女子大の場合、着物に袴姿という和装が流行していますが、もともと明治以後、女子の学校の制服として着られるようになり、その後すたれて洋装となりましたが、また最近ファッションとして復活したものです。特に和装としてのしきたりはなく、ハンドバックなど持ち物も常識的に判断すればいいでしょう。
初出勤の服装
入社式を行なう企業が多く、初出勤にはあらたまった服装で望みます。
男性は紺系のスーツ、派手にすぎないネクタイ、女性は落ちついた色のツーピースに白いブラウスが無難です。軽快で動きやすいものにします。
あくまでもさわやかな清潔感が出るように配慮するのがポイントです。


