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遺骨からダイヤモンド
納棺日記 カテゴリ一覧
納棺日記 月別過去ログ

2005年6月30日(木曜日)

これから一人暮らしかな?

カテゴリー: - touse @ 17時32分25秒

故人が82歳、喪主が奥さん、そして娘が三人それぞれ県外に嫁ぎ、ご主人が亡くなったのでこれからは一人暮らしになるんだろうか?
それとも、娘の嫁ぎ先にお世話になるんでしょうか?そんなことを考えながら納棺をしました。
実際につれ合いに先立たれ、一人暮らしになる方がたくさんいます。核家族化が進み一人親になった場合どうしているのでしょうか。
自分の父親が亡くなったとき、そして母親が亡くなったとき、我々子供として何をすべきなんだろうか。
いつも、親との別れを目にしている現場では、そんなに重要に考えなかったのに・・・  不思議なものです。

柩の横で、涙ぐむ娘さんたち・・ いっしょに父親と一緒に写した三枚の家族写真・好きだったとうもろこし・酒・父親が育てていた杏の実を柩の中に納められました。
県外に住んでいるので、遠く離れた地で暮らしをしている娘さんたちには、心極まるところがあったのでしょう。いつもより蓋を閉じるのを遅らせ、ゆっくりと別れを偲ばせてやりたい気持ちになりました。

県外に住んでいるので、その娘さんたちから、「こんな厳かな儀式としておこなう納棺をはじめて見ました。」こんな言葉は納棺士として光栄なことです。
今年は、例年よりかなり梅雨が遅く、まだカラッとした気温ですがやはり、夏は暑いです。 :evil:
これからは、じっとりした梅雨、そして真夏をむかえるんだろうな :-(


2005年6月29日(水曜日)

不慣れな搬送人

カテゴリー: - touse @ 17時29分53秒

フリーの立場になってから、納棺・司会・祭壇設営など葬儀社にお手伝いをしていますが
ここ数年、病院搬送をやっていないと病院の場所やうる覚えでしかない知識で伺うときはすごく不安になります。
某葬儀社から、搬送依頼を受け夜間に出動させていただきました。
今回は、過去に一度だけ出動経験のある病院でした。しかし、その病院は、複雑な造りをしてあり戸惑うばかりでした。
とにかく、夜間受付で確認するのが賢明だと思い、守衛の方に問い合わせてみました。

「○○さんの搬送口は何処ですか?」と尋ねると、守衛の方が右に上がった上の点滅ランプの入口ですと答えられました。
指示通り、点滅ランプを探してみたが何処にも見当たりません。 :-?

数回、確かめましたがなかなか見当たらない・・・ ひょいと見上げると通路らしきところに点滅ランプを発見 :-D

よく確かめると、どうも人物に反応するランプでした。真っ暗なところにこれはないでしょう!!

時間も経過していたので、小走りで搬送通路を抜け・・  しかし、病室がわからない :cry:何処へ行けば?
待ちかねていた看護士が近くまで覗きに来てくれたので、なんとか病室までたどりつくことができました。
到着より、およそ二十分・・

遺族と同伴していただき、無事当家までたどり着くことができました。(^o^)
大変、遺族の方には、ご迷惑をかけてしまいました。 お詫び申し上げます。
不慣れな搬送人でした。


2005年6月27日(月曜日)

まる焦げ遺体

カテゴリー: - touse @ 17時25分20秒

久しぶりに、警察署に出向きました。
納棺の仕事で、葬儀社に向かっていた途中 携帯電話に
社長:「今何処!」
私:「もうすぐ、そちらに着きますよ!」
社長:「自殺された方がいるから、納棺前に警察に行ってくれ!」
私:「納棺時間に間に合いますかね?」
社長:「息子がいるから、時間をみて行動してくれ!」
私:「了解しました」

というように、30分間時間との戦いでした。
そして、警察署では担当者が二人待機していて私達の来るのを待っていました。
現場に到着すると、遺体は上半身まる焦げ、どうやら頭からガソリンをかけた焼身自殺だそうです。
検死(解剖)があるというので、一日警察の冷蔵庫に保管をして翌日解剖されるようです。
ともかく、遺体を現状のままにしておく必要があったので、そのまま四人で棺に納めました。

話の内容では、遺族より顔の修復をしてほしいと要望がありましたが料金と時間の問題でキャンセル。。
また、自殺や事故の納棺が増えそうな時期がやってきます。 :evil:


2005年6月26日(日曜日)

子供の手伝い

カテゴリー: - touse @ 17時19分19秒
故人(母親)の子供(長男)が、「納棺の際に遺体を拭かせてほしいと」と申し出がありました。
親戚が約30人程度でしょうか?中には女性も数人います。子供(孫)も4人いました。
長男に横に座っていただき、私が安置されている故人の浴衣を布団の中で脱がしオムツひとつの状態まで脱がしました。
そして、長男に精浄綿(アルコールを含んだ脱脂綿)を渡しましたら、布団の中を親族から見えないように押し上げ体を拭いていただきました。
丁寧に指から腕〜そして体全体を隅々まで拭いてもらい、私は足の方を拭いて、右側が終ると左側全体をふきました。

いつもは、布団の中で遺体を拭いていますので実際裸を見ることは少ないこの頃、やはり亡くなった遺体を見るのはゾ〜としますね。
これだけ遺族が体を拭くとやはり涙ボロボロですね。 時間にすれば三十分ぐらいかかりましたでしょうか?実際二十年納棺をしていますが、顔を拭く程度までは幾度もありますが、体全体を拭いていただいたのは、初めてでした。

昔はこうやって、親族の男性が故人を丸裸にして湯灌・納棺をしていたんだなぁ〜  
想像すると、少し恐いような気がします。


2005年6月25日(土曜日)

焼香の仕方の伝承

カテゴリー: - touse @ 17時17分12秒
いつも納棺の仕事の時は、白い白衣を着用して行なっています。
いつもは、30分前ぐらいに当家に到着して洗面所か風呂場の脱衣所をお借りして着替えていますが、よく部屋に案内されて着替えることがあります。
今回は、たまたま居間に案内され、親戚の方もそちらで何人か着替えをしておられました。
20代の男性でしょうか?バックからチラリと「冠婚葬祭の手引き」の本が見え、あわててその本をバック隠されてる光景を目にしました。男性に聞くと、「葬儀に参列するのが、初めてで作法が全然わからないので、今後も必ずあるので一冊買ってきましたよ。」と答えられました。
やっぱり、冠婚葬祭は、一般の方からみれば特殊な行事なんだぁ〜・・
準備も早く終わり、時間があったので遺族の方々に焼香作法を教えている間に時間が経過・・
納棺も終わり、着替えている途中居間から少し覗いてみると、先ほど教えてた焼香の仕方をぎこちなく遺族が練習していました。その素振りは、私には教えたことがこのように覚えていく姿をみると自分が技術を提供するだけではなく、若い世代に伝承する役目は重大なことだと思った日でした。
しかし、よく考えるとこれはお寺様の仕事?(。_ -) 

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