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肝硬変をわずらって長い闘病生活

59歳の女性を納棺しました。
女性は、肝硬変をわずらって長い闘病生活だったそうです。
肝硬変で怖いのは、その合併症です。合併症にかかった場合、重い症状があらわれることがあります。ここでは、肝硬変によくみられる「三大合併症」といわれるものをご紹介します。

腹水
たんぱく質を含む体液が肝臓や腸の表面からでてきておなかにたまる状態。
おなかがぽっこりと膨らむ。

肝性脳症
肝機能の障害のため、血液中の毒性物質が除去されず、脳に毒性物質が入り、脳の機能に障害を与える。
行動・気分の変化、判断力の低下、睡眠パターンの崩れなどがみられる。
ひどいと錯乱状態、こん睡状態などになる。

食道静脈瘤
静脈の血管にコブができる。
コブは血管内なので自覚しにくく、破裂すると大量出血するので死に至ることもある。

今回は、腹水が溜まり、肝性脳症で死亡ざれたようです。
祭壇に飾ってある、遺影写真は、スマートな女性であった。
ドライアイスで腹部は、ある程度凍っていたが、腹の中は腹水でポチャポチャ・・・
故人は、顔は小柄で美人ぽい・・
家族から、生前着ていた訪問着を着せてほしいと要望があり、長襦袢・着物・帯を長い時間をかけてタンスから探し始めた。
時刻も過ぎ、たくさん着物を持っていたのかなかなか決まらない。
桜と鴬を描いてある、高価そうな着物を探して「これを着せてください」
通常でした、後から上から羽織る方法でするのですが、家族のご意向だったので、着物を着せることを了解しました。
着ている浴衣を脱がし、まず下着変代わりに仏衣を通常通り着せてから、長襦袢から着物を着せてあげた。
腹水が溜まって、背丈を調整するのが大変・・・
なんとか、長襦袢と着物を一緒に着せたので、調整が難しいかった。
最後に帯は締めることが出来ないので、お腹の上から巻くように押し込んで、格好だけは整った。
そのまま、柩に納めました。