深浦加奈子
女優の深浦加奈子さんが25日午後10時57分、S状結腸がんのため、東京・港区内の病院で亡くなっていたことが26日、分かった。48歳だった。
日テレ系「家なき子」などテレビドラマを中心に、名バイプレーヤーとして活躍。約5年前からがんと闘い続け、今月4日の入院直前まで芸能活動に意欲を燃やしていた。葬儀は9月2日に近親者のみの密葬を行い、喪主は父・栄助さんが務める。後日、親しい関係者らでお別れ会を行う予定。
深浦さんの父・栄助さんによると、深浦さんは5年ほど前からがんを患い、入院、手術を繰り返し仕事をしていたが、肺への転移などもあり今月4日に症状が悪化し、入院。同24日に昏睡(こんすい)状態となり、帰らぬ人となった。7月27日に収録し、今月6日に放送されたテレビ新広島報道特番「描けなかった2枚の絵~原爆が投下された日の記憶~」のナレーションが最後の仕事となった。
深浦さんは明治大学演劇学科に在籍中の80年、劇作家の川村毅氏(47)とともに「劇団第三エロチカ」を旗揚げ。看板女優として活躍。89年の退団後は数多くのテレビドラマや映画、舞台などで名バイプレーヤーとして活躍を見せていた。
昨年7月に会ったという川村氏とは、劇団創設30周年を迎える2010年に解散式を行う計画を立て、周囲にも「そのときまでに元気になっておくね」と意欲を見せていたという。今年3月に行った川村氏の公演への出演オファーも受けていたというが、体調が思わしくないことから出演を断念。川村氏は「周囲に弱みを見せない気丈な人だった」と、しのんだ。


