元参院議長で埼玉県知事を3期11年務めた土屋義彦(つちや・よしひこ)氏が死去した。82歳だった。東京都出身。
中央大商学部を卒業後、叔父の大正製薬社長、故上原正吉参院議員の秘書に。1959年、埼玉県議に初当選。65年参院選に自民党から出馬、以後5期連続で当選し、79年に環境庁長官として初入閣、88年には参院議長に就いた。
91年10月に参院議長を退任し、92年6月の埼玉県知事選に出馬し当選、長期にわたる革新県政に終止符を打った。96年から、辞職した2003年まで全国知事会会長も務めた。
知事在任中は、さいたま新都心計画や、サッカーのワールドカップ会場となった埼玉スタジアムなどの建設を推進。一方で、親族の介入も指摘され、同県政は「土屋王国」とも称された。
03年7月には、自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で長女が逮捕されたことを受けて引責辞任。自身も特捜部の事情聴取を受けたが、起訴猶予処分となり、政界から身を引いていた。土屋品子衆院議員は次女。


