ロイター通信によると、ヘレン・ケラーの生涯を描いた戯曲「奇跡の人」の作者として知られる米劇作家、ウィリアム・ギブソン氏が25日、マサチューセッツ州ストックブリッジの自宅で死去した。94歳だった。
ニューヨーク市生まれ。1959年に、目と耳が不自由で話すこともできない三重苦を、家庭教師アン・サリバンとの交流と葛藤(かっとう)の末に乗り越えるヘレン・ケラーを描いた「奇跡の人」でトニー賞演劇部門作品賞を獲得した。同作品は62年に映画化され、サリバンを演じたアン・バンクロフトがアカデミー主演女優賞を獲得したほか、ギブソン氏自身もノミネートされた。
しかし、サリバンがケラーの手に井戸水をかけ、「ウオーター」との言葉を理解させ、ケラーが初めて発声したとのエピソードは創作で「過剰な演出」と批判も受けた。


