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2008年12月21日

「ビルマの竪琴」のモデル、中村一雄さん死去

竹山道雄の小説「ビルマの竪琴」の主人公、水島上等兵のモデルといわれる群馬県昭和村、僧侶、中村一雄(なかむら・かずお)さんが17日、老衰のため死去した。92歳。葬儀は26日午前9時半、同村、川額1171の自宅、雲昌寺。喪主は長男で同寺住職、真一(しんいち)さん。
群馬県生まれ。福井県の永平寺で修行中に召集され、東南アジアを転戦しインパール作戦に参加、終戦をミャンマー(ビルマ)で迎えた。捕虜となり収容所生活を送りながらコーラス部隊の一員として捕虜となった日本兵を励まし、死者の供養を行ってきた。竹山の教え子が同じ部隊いた縁で、小説のモデルになったといわれている。
復員後、47年から同寺の住職となり、自らの体験を若い人に伝えたいと児童書「ビルマの耳飾り」を出版した。98年には「恩返しに」と、戦時中駐留していたキンウー市に小学校建設のため私財を寄付したのをはじめ、しばしばミャンマーを訪れ慰霊を続けてきた。

2008年12月19日

筑紫哲也さんお気に入りの遺影でお別れ会

 11月7日に73歳で亡くなったジャーナリスト筑紫哲也さんのお別れ会が19日、都内のホテルで行われた。祭壇には3枚の遺影が飾られた。63年に朝日新聞社政治部配属当時、国会議事堂をバックに撮ったものと、89年10月のTBS系「筑紫哲也NEWS23」開始当時の宣伝用写真を左右に配置。真ん中には昨年4月に環境雑誌「エココロ」の取材で撮影された1枚が飾られた。
 この1枚は筑紫さんのお気に入りで「僕の遺影用に額のサイズで譲ってください」と頼んで手に入れた。検査でがんが発見されたのは撮影翌月だった。
 会は弔辞の読み上げなどは行わず、献花のみの形式で、同番組のエンディング曲だった「最後のニュース」が流された。ほかにも取材活動の活躍を振り返る30枚のパネル写真、番組での名物論評「多事争論」のコーナーが設けられた。
 海部俊樹元首相、福田康夫前首相、土井たか子さん、田中真紀子衆議院議員、久米宏氏、田原総一朗氏、草野満代アナウンサー、中田英寿氏、萩本欽一、石川さゆり、草なぎ剛ら各界から2584人が出席した。

筑紫哲也

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2008年12月10日

絵本作家キヨノサチコさんが6月に死去

子ども向けの人気絵本シリーズ『ノンタン』(偕成社)の生みの親である絵本作家・キヨノサチコ(本名・清野幸子)さんが、今年6月19日に脳腫瘍のため60歳で亡くなっていたことがわかった。葬儀・告別式は親族のみで済ませた

やんちゃで元気な猫の男の子・ノンタンを描いた同作は、1976年7月に初版『ノンタンぶらんこのせて』が200万部を超えるベストセラーを記録。その後もシリーズ35作、総発行部数2800万部にのぼる人気作品となり、アニメ版ではタレントの千秋らがノンタンの声を担当した。
同社担当によると、亡くなる1年半ほど前から入院治療を続けていたキヨノさんは生前に「自分が亡くなっても、子どもたちのなかでノンタンはずっと生き続けてほしい」と関係者らに話していたという。

2008年12月 6日

訃報 遠藤実さん

「からたち日記」「高校三年生」「北国の春」などを作曲した戦後歌謡界を代表する作曲家、遠藤実(えんどう・みのる)さんが6日午前10時54分、急性心筋梗塞(こうそく)のため死去した。76歳。葬儀は親族のみで営み、日本作曲家協会葬を後日開く。喪主は長女由美子(ゆみこ)さん。
1932年、東京生まれ。新潟県で育ち、49年に上京、流しの演歌師をしながら独学で作曲を学んだ。57年の「お月さん今晩わ」以来、演歌を中心に5000曲以上の楽曲を世に送り出した。代表曲は「からたち日記」(島倉千代子)、「高校三年生」(舟木一夫)、「せんせい」(森昌子)、「星影のワルツ」(千昌夫)、「夢追い酒」(渥美二郎)、「みちづれ」(牧村三枝子)など。舟木や千など多くの歌手を育てたことでも有名。
95年に日本音楽著作権協会会長に就任。05年から日本作曲家協会会長を務めていた。03年には歌謡界で初めての文化功労者に選ばれた。

遠藤実 


<遠藤実さんの代表作品>
からたち日記 (島倉千代子)
哀愁出船 (美空ひばり)
高校三年生 (舟木一夫)
こまっちゃうナ(山本リンダ)
星影のワルツ (千昌夫)
ついて来るかい (小林旭)
せんせい (森昌子)
くちなしの花 (渡哲也)
北国の春 (千昌夫)
みちづれ(渡哲也/牧村三枝子)
夢追い酒 (渥美二郎)
男の人生 (杉良太郎)

2008年12月 4日

天野哲夫さん 82歳 死去

戦後最大の奇書と言われた「家畜人ヤプー」の作者とされた著述家、天野哲夫(あまの・てつお)さんが、11月30日、肺炎のため東京都内で死去した。82歳。葬儀は近親者で済ませた。

「家畜人ヤプー」は、雑誌「奇譚クラブ」に沼正三の筆名で連載され、70年に刊行された。近未来の白人女性が支配する帝国で、奴隷となって奉仕する日本人男性を描いた嗜虐(しぎゃく)的な小説。三島由紀夫や寺山修司らが高く評価した。作者の正体をめぐり諸説あったが、天野さんが自分が書いたと名乗り出ていた。

2008年12月 2日

LOUDNESS・樋口宗孝さんが死去

肝細胞がんの療養のためバンド活動から離脱していたロックバンド・LOUDNESSのドラマーである樋口宗孝さんが、11月30日に亡くなったことをメンバーのギタリスト・高崎晃が自身の公式ホームページで発表した。高崎は「今朝LOUDNESSのドラマーの樋口宗孝が肝ガンの為、永眠しました。たくさんの応援とお見舞い、ありがとうございました」と綴っている。
樋口さんは、肝臓に異常が発見され、今年の4月から検査入院。精密検査の結果、病名は肝細胞がんと診断された。その後、2回の抗がん剤治療と、肝臓の切除手術を経て、一時療養のため退院していたが、3回目の抗がん剤治療を受けるため、再入院した。
10月には、樋口さんがLOUDNESSの公式ホームページで「まだ危険な状態を脱したわけではなく、今後の見通しも余談を許さない、というのは現実問題として直視しながらも、精神力と体力で、引き続き、この大病と闘っていくしだいです」と力強くファンに“再起”を誓ったが、帰らぬ人となってしまった。
LOUDNESSは、81年に元レイジーの高崎晃と樋口さんが中心になって結成。80年代中盤に海外進出し、日本人アーティストとして初めて、アメリカのマディソン・スクエア・ガーデンのステージに立つという快挙も成し遂げている。何度ものメンバーチェンジを経て、00年にオリジナルメンバーで再結成。06年には、アメリカツアーも行っていた。