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マイケル・ジャクソンさん追悼

マイケルジャクソン

 6月25日(日本時間26日)に死去した米国歌手マイケル・ジャクソンさん(享年50歳)の追悼式が7日(同8日)、米ロサンゼルスの屋内施設「ステープルズセンター」で行われた。マイケルさんの3人の子供は常備していた"仮面"を着けずに顔を見せ、ステージ上で号泣。マライア・キャリー(39)やスティービー・ワンダー(59)ら親交の深かった著名人が数々の名曲を熱唱。約1万7500人の一般入場者に加え、世界中のファン約10億人も「キング・オブ・ポップ」の早すぎる死をしのんだ。

 メディア対策で常に"装備"していたお面はない。深紅の花が手向けられた金色のひつぎを前に長女パリスちゃん(11)は「生まれた時からずっと最高のパパだった」。涙を見せながらも初の公の場で堂々としたあいさつだった。

 式典の終盤でジャクソンファミリーは並んで追悼。謎に包まれた親子関係だが、遺族を代表し、最後にスピーチした長女の実直な言葉が、会場約2万人の胸を打った。

  生前、親交があった歌手や著名人も出席した。マイケルさんの生前の姿がスクリーンで上映される中、マライアはトップバッターで「ジャクソン5」の名曲「アイル・ビー・ゼア」を披露。「ネバー・ドリームド・ユード・リーブ・イン・サマー」をピアノで弾き語ったスティービー・ワンダーも「この瞬間が来るのを生きているうちに見たくなかった」と悲しみを吐露した。

 アフリカ飢餓救済のためマイケルさんが中心になって制作された名曲「ウィー・アー・ザ・ワールド」も元恋人の女優・ブルック・シールズ(44)ら参列者全員で大合唱。惜別の思いを胸にマイケルさんを盛大な"コンサート葬"で天国へと送り出した。

  遺族らのセレモニー後に営まれた同式典は米主要テレビが生中継し、インターネットでも映像配信。約10億人の人々が視聴したといわれている。

  一般参列者は抽選で選ばれたため、入場券を持たないファン数十万人が会場周辺に駆けつけるとの見通しもあったが、AP通信によると、1000人程度。周辺の通行止めや、ロス警の騎馬隊など3000人が警備にあたり、大きな混乱はなかった。

歌だけでなく「ムーンウオーク」など斬新なダンスで世界中を魅了したスーパースター、マイケル・ジャクソンさん(50)。訃報(ふほう)をニュースで知ったファンたちは25日、搬送先の米ロサンゼルス市内の病院に続々と集まり「自分の人生の一部だった」と早過ぎる死を嘆いた。

ジャクソンさんの死亡が確認されたUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)メディカルセンターでは、殺到した数百人の報道陣やファンのため敷地の一角をテープで囲み規制を敷いた。14歳の時から寝室の壁にジャクソンさんのポスターを張っているというドーン・バージェスさん(43)は「ただショックです。彼は人生の一部のようでした」と沈痛な面持ちで話した。訃報は子供を学校へ迎えに行った途中にラジオで知り、涙があふれ出した。家に帰らず「敬意を示すため」病院へ向かったという。

近くに住むキシャ・ロケットさん(35)も「だれも彼のような人はいない。驚異的で比類のない人だった」と話し、こぼれる涙をぬぐった。2人の子供を車に乗せて病院を訪れ、「施設の外で(ジャクソンさんの)家族を支える」と話す。ジャクソンさんにはスキャンダルも多かったが「ひどく誤解された人だった。何があろうと私はマイケル・ジャクソンの味方。愛と思いやりに満ちて、それをいつも示そうとしていた」と振り返った。

母親からの電話で知ったティム・カルフーンさん(45)は「『ビリー・ジーン』『ビート・イット』『マン・イン・ザ・ミラー』......、大好きな曲はたくさんある」とジャクソンさんの功績をたたえ、「間違いなく世界中の何千、何万の人が彼の死を惜しむよ」と肩を落とした。

ロサンゼルス・ベルエア地区にあるジャクソンさんの家の前にも、訃報を聞いたファンや報道陣が集まった。ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は、活動再開を心待ちにしていた近所の女性ファンの「(ジャクソンさんの死が)信じられない」と語る声などを報じた。