« 大原麗子 | メイン | 山城新伍 »

熊田千佳慕

細密画家の熊田千佳慕(本名:五郎)、誤嚥性肺炎のため横浜市の自宅で13日死去、98歳。

1911年横浜市生まれ。虫や鳥、草花などを美しい色彩で描写する細密画で知られた。
東京美術学校(現:東京芸大)に入学し、グラフィックデザイナー山名文夫に師事。在学中に写真・デザイン集団「日本工房」に入社。対外宣伝グラフ誌「NIPPON」のレイアウトなどを担当。同僚には写真家の土門拳らがいた。

戦後に絵本作家として「ふしぎの国のアリス」などを手掛けた。50年初めての絵本「みつばちの国のアリス」で装幀賞受賞。
60 歳頃から「ファーブル昆虫記」の虫たちを描く作品群を描き始める。81年70歳で同シリーズによりボローニャ国際絵本原画展に初入選。83年同展に2度目の入選を果たす。89年作品集「KUMADA CHIKABO'S LITTLE WORLD」で小学館出版文化賞を受賞。「日本のプチファーブル」とも呼ばれた。