
詩情豊かな風景画で知られる日本画家で日本芸術院会員、日展顧問の岩澤重夫(いわさわ・しげお)さんが7日、肺炎のため死去した。81歳。葬儀は12日午後0時半、京都市北区紫野宮西町34の公益社北ブライトホール。自宅は京都市右京区京北下町岩ノ上3の1。喪主は長男有径(ありみち)さん。先月、今年度の文化功労者に選ばれたばかりだった。
1927年、大分県日田市出身。京都市立美術専門学校(現京都市立芸術大)を卒業し、51年の第7回日展で初入選。54年に画塾「東丘社」に入塾、堂本印象に師事した。85年第17回日展で文部大臣賞、90年京都府文化功労賞、93年には「渓韻」で日本芸術院賞。02年勲三等瑞宝章を受章した。
東京都の歌舞伎座、京都市の京都南座などの緞帳(どんちょう)の原画も制作した。
親族によると、岩澤さんは今年9月、文化功労者内定の知らせを受けて大喜びしていたが、その後体調を崩して意識を失い、今月4日に有径さんが代理で顕彰式に出たという。


