つかこうへい
劇作家・小説家のつかこうへい(本名:金峰雄、日本の通名:金原峰雄)、肺癌のため千葉県内の病院で10日死去、62歳。今年1月肺癌の告知を受け、抗癌剤投与の治療を受けていることを公表。その後闘病生活を送っていた。
1948年福岡県生まれ。在日韓国人2世。慶応大学文学部在学中から戯曲を書き、早稲田大学の学生劇団に参加。アングラ演劇第二世代の劇作家、演出家として活動を開始。大学は中退する。
「戦争で死ねなかったお父さんのために」「初級革命講座 飛龍伝」などを演出し、74年「熱海殺人事件」は49年に岸田國士戯曲賞を受賞。同年、劇団つかこうへい事務所を設立。台本なしの口立て稽古や、装置のない裸舞台などが若い層の支持を得る。70年代から1980年代にかけて演劇界に"つかブーム"を巻き起こした。
82年「蒲田行進曲」の小説版が直木賞を受賞、深作欣二監督による映画も大ヒットした。劇団からは風間杜夫、平田満、三浦洋一ら多くの俳優を輩出したが、事務所はその後解散した。
94年東京都北区と協力し、「★☆北区つかこうへい劇団」を創設。日本初の行政によるバックアップを受けた劇団として関心を集めた。96年大分市と協力し「大分市つかこうへい劇団を創設」(00年12月解散)。98年北海道北広島市に「つかこうへい北海道演劇人育成セミナー」を開設し、地方文化の発信と演劇の育成に尽力した。
ゴールデン・アロー賞演劇賞、紀伊國屋演劇賞団体賞受賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、読売文学賞受賞などを受賞。


