木村威夫
映画美術監督の木村威夫、間質性肺炎のため東京都世田谷区の病院で21日死去、91歳。
1916年東京都出身。伊藤熹朔に師事。41年日活に入社。「海の呼ぶ声」で美術監督としてデビュー。戦後は日活、独立プロなどで、映画美術を担当。63年「悪太郎」をきっかけに鈴木清順監督作品の美術を担当。「ツィゴイネルワイゼン」「けんかえれじい」「東京流れ者」など鈴木作品で魅力的な映像を作り出した。72年にフリーとなり、以降は林海象など若手監督の作品にも積極的に参加。代表作に熊井啓監督「忍ぶ川」、林海象監督「夢みるように眠りたい」のほか「雁」「或る女」「少年時代」など。
91年「式部物語」でモントリオール世界映画祭で最優秀美術貢献賞を受賞。04年自身初の監督作品となる短編映画「夢幻彷徨」を公開。08年長編映画「夢のまにまに」を公開。長編映画監督デビューとしては世界最高齢の90歳だった。


